今回は「道徳」についてお伝えしようと思いますが、むずかしい話ではありません。
あなたは普段、
「これはいいこと」「これは悪いこと」と考えて行動していますか?
それよりも、
「これをしたら○○(大切な人)は喜んでくれるかな?」
「こんな事したらきっと○○(大切な人)が悲しむ。やめておこう」
こんな風に誰かを想像して、行動をしたり、やめたりすることの方が多いのではないでしょうか。
つまり大切な人の存在が、わたしたちの善悪の判断を助けてくれているのです。
では、子どもに「道徳」を教えるにはどうしたらいいのか?
答えはこの2つ。
①子どもにとって「大切な人」になること。
②その行動をすると「あなた」がどんな気持ちになるのか、子どもに伝えること。
まずはじめに、
あなたが子どもを大切に想い、子どもの気持ちを受けとめているのであれば、もうすでに子どもにとって「大切な人」になっていると思います。
子どもの気持ちを受けとめるとは・・?
・「抱っこして」「これしたい」「あれしたい」「いや」「やりたくない」という子どもからの発信(ことばや行動)に、「こういう気持ちなんだね」と共感すること。気持ちにこたえるかどうかは、その時の状況や大人の都合もあるので別問題。大事なのは「いったん受けとめること」。
次に必要はことは、「あなた」の気持ちを伝えること。
子どものことばや行動に対して、「これはうれしいよ」「これは悲しいよ」とひとつひとつ気持ちを伝えてあげてください。
そうすることで、「いいこと・悪いこと」の判断がつきやすくなります。
子どもにとってわかりやすいのは、ことばでいろいろと説明されるよりも、
・「あなた」がうれしいこと=いいこと
・「あなた」が悲しいこと=悪いこと
です。
たとえば・・
(あなたがお母さんの場合)
子どもが好ましい行動(お片づけやお手伝いなど)をしたとき、
「すごいね」「えらいね」と褒めるのもいいですが、
「ママうれしいな」と伝えてみる。
子どもが危険な行動をしたとき、
「こんなことしたら危ないよ。ケガしたら痛いよ」と注意するのもいいですが、
「いまママはすごくびっくりしてドキドキした。ケガをしたらママ悲しいよ」と伝えてみる。
こんな風に、「あなた」がどんな気持ちなのかを子どもに伝えてあげてください。
大好きなママがどんな気持ちになるのか、それを子ども自身が想像できるようになれば、
ママがいないところでも、
「これはママが喜んでたことだ」
「これはママが悲しいって言ってた」
そうやって少しずつ「いいこと・悪いこと」の判断ができるようになっていくのだと思います。
子どもにわかりやすく「道徳」を教えるには、
①子どもにとって「大切な人」になること。
②その行動をすると「あなた」がどんな気持ちになるのか、子どもに伝えること。
参考になれば幸いです♪
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